筋トーヌス筋電計
これまで筋トーヌスの亢進の評価は、主観的で検者間誤差が生じることが課題となっていました。「筋トーヌス筋電計」は、筋トーヌスの亢進を客観的に評価しますので、検者間誤差を極力おさえ、そして再現性高く評価することができます。
客観的な評価の確立
・筋トーヌスの亢進を高性能センサーにより数値化
・検者の経験により判断していた「触診の感覚」の一部をデジタル化
・検者間誤差の少ない、再現性の高い、客観的評価を実現!
評価する部分と評価の方法
・左右の上肢により評価(肘関節の場合)、その他の部位(手首、足首、膝)関節も計測可能
・現状の触診による筋トーヌス診断と同様に、関節の曲げ伸ばしで評価
表面筋電の取付
上腕二頭筋、上腕三頭筋に表面電極を貼り付けます(下図左)。反対の手首に基準電極を取りつけます(下図右)。
計測方法
計測は電極部を手首に挟み、腕の屈曲・伸展を1分間に5回繰り返します。
左右2回ずつ、計4回で1回の評価となります。屈曲伸展はアシスト画面に従って行います
筋トーヌス筋電計の特長
患者に負担をかけない
関節を曲げ伸ばしする簡単な操作で計測
筋電電極は刺激部のない乾式表面筋電計電極を使用
計測が簡単
1分間に5回、他動的に屈曲伸展させることで計測
左右所要時間は約6分
専門医でなくても計測可能(看護師、理学療法士など)
小型、軽量
場所を取らないため診察室の机の上に常設可能
持ち運びが可能なため、ベッドサイドや往診でも使用可能
固縮、痙縮の特徴を定量化注 ☆提供する診断情報☆
筋トーヌスの亢進(固縮、痙縮)の特徴を数値及びグラフで表示
従来の主観的評価を客観的に定量化することで、評価者間誤差を軽減
データベース機能
最大300件の計測データを記憶することが可能
投薬などの前後の計測結果を比較することで治療効果判定が可能
データベースサーバー(オプション)の利用で経過観察をグラフ表示可能
データベースサーバー(オプション)により統計的な分析も可能
診療報酬点数 (基本780点)
D239 筋電図検査 1筋電図(2肢)・・ 600点
D241 神経・筋検査判断料 ・・・・・・ 180点
※診療報酬査定は保証するものではありまあせん
計測結果
(1)筋電図画面
(2)関節トルク画面
(3)筋トーヌス特徴量の棒グラフ画面
(4)印刷画面
システム構成例
その他の部位の計測イラスト(研究用機能)
以下の機能は研究用のため計測値によるカットオフ値はありません。治療の前後を比較して頂く相対評価に有用となります。。
センサー部を矢印部分に挟み込み、関節を曲げ伸ばしして計測します。
(1)手首関節
(2)足首関節
(3)膝関節
本体・定格仕様
- 認証番号 228AHBZX00009000
- 一般的名称 筋電計
- 販売名 筋トーヌス筋電計
- 型 名 MTM-06 (マッスル・マスター)
- 定 格 DC5V2A
- 電源入力 10VA
- 分類 管理医療機器特定保守管理医療機器BF型
- 電撃に対する保護形式分類 クラスⅡ機器
- 装着部の分類 BF型装着部
- 作動モード分類 連続作動機器
- 表示装置 7インチワイド液晶モニター
- サイズ 100(D)X280(W)X140(H)
- 重量 750g
- 安全保護形式 BF型
筋トーヌス計測装置用電極 定格仕様
- 届け出番号 27B2X00297000001
- 一般的名称 体表面筋電計電極
- 販売名 筋トーヌス計測装置用電極
- 型名 MTM-05AC01
- 計測データ 筋電位、筋トーヌス特徴量
- 測定可能部位径 10mm-80mm
- サイズ 60(D)X112(W)X85(H)
- 重量 320g
- チャネル 2ch
- 測定範囲 ±2.0625mV
- 解像度(EMG) 1mV/div(0.5μV)
- サンプリング周期 1000Hz(1ms)
- 入力インピーダンス 10MΩ
- 信号タイプ 生
- 測定周波数 10Hz~500Hz
- 電極形式 乾式アクティブ電極
- 電極サイズ 20(D)X8(W)X2(H)